分かったぞ! 「疑問文」の答え方 | 中学生の「英語」のコツ(be動詞)

教科ごとの勉強法

「疑問文の答え方」、どうすべき…?(be 動詞4)

 
中学生から、こんなご質問が届きました。

「疑問文の答え方が、苦手です…。

 “Yes, they are.”

 “Yes, we are.” は、いつ使うのですか?」



大丈夫、安心してください。

すぐ分かる方法があるんです。


しっかり解説しますね。

さあ、成績アップへ、行きますよ!


(なお、この記事では、

 「be 動詞の疑問文の答え方」

 を説明します。

 関連記事もご用意しますね。)


■まずは準備体操を!

“えっ? be 動詞って何ですか”

“疑問文って、何のこと?”

と驚いた人はいませんか。

でも、そんな皆さんは、

こちらのページをまだ読んでいませんね?


「be 動詞」の疑問文の作り方


大事な初級英語のコツを、

しっかり解説しています。


もう1つのページでは、さらに、

「疑問文」の答え方 (基礎編)

「代名詞」 (he, she, it) の使い方

も詳しく語りました。


疑問文の“答え方”について、

根本を説明し、中1英語のコツ
示しています。


読んだあとに戻ってくると、

“すごく分かるようになったぞ!”

と実感がわくでしょう。


(ネット検索で、

 途中から読み始めた中学生も
 いると思います。


 大事なページは、リンクを貼って
 読めるようにしておきますね。

 英語のコツは、基礎から順に
 積み上げることです。


 一歩ずつ、実力アップできますよ!)



they を使いこなそう!

では、準備のできた中学生に向けて、

本題へと進みましょう。


今回のご質問は――

「クミとケンは、学生ですか」 (Are Kumi and Ken students?)

に対して、

× Yes, Kumi and Ken are.

と答えて減点されたということですね。


あなたは真面目なのが、よく分かります。

おそらく、こう考えたのでは。

------------------------------------------
[よくある間違い]

質問が、Are Kumi and Ken...? なので、

答えるときには、Kumi and Ken are の順に戻す。

Yes, Kumi and Ken are. と回答
------------------------------------------

実際、こう考える人は多いです。

完全な間違いではないのですが、

じつは、こう考えた中学生は、
あることを忘れています。



間違っているのは「語順」ではありません。

英語では、こういう場合、

◇2人以上は、次から they (彼ら)でよい

と考えるのが習慣です。


何度も人名を繰り返すと、
くどくなりやすいので、


質問に答えるときには、

"Yes, they are." を使うのが習慣なのです。


(もちろん、No であれば、

 "No, they aren't." となります。

 準備体操で学びましたね!


 「くどくなるって、どういうこと?」

 という疑問についても、

 同じ記事で解説しました。)


クミとケンの話なのは、

お互いにもう分かっているので、

名前の繰り返しは要りません。

これが、

◇2人以上は、次から they (彼ら)でよい

というルールの意味です。


なお、女性が2人の場合でも、

同じく "they" が使えますよ。

英語では、

◇「彼ら」も「彼女たち」も、どちらも they

だからです。


性別に関係なく、2人以上なら、

2回目から they が使えます。

コツが見えましたね!



「私たち」 (we) も重要!

では、大事な話を続けます。


今回のご質問は――

「あなたと Judy は、友達ですか」 (Are you and Judy friends?)

に対して、

× Yes, you and Judy are.

と答えて減点された

という背景もあるのですね。


あなたは真面目なのが、よく分かります。

おそらく、こう考えたのでは。

------------------------------------------
[よくある間違い]

質問が、Are you and Judy...? なので、

答えるときには、you and Judy are の順に戻す。

Yes, you and Judy are. と回答
------------------------------------------

実際、こう考える人は多いです。

完全な間違いではないのですが、

じつは、こう考えた中学生は、
あることを忘れています。



間違っているのは「語順」ではありません。

コミュニケーションとして不自然

という理由で、正しくないのです。


[減点されるやり取り]

・Are you and Judy friends? あなたとジュディーは、友達ですか?

× Yes, "you" and Judy are. はい、「あなた」とジュディーは友達です。


この気持ち悪さに、気づきましたか。

自分で自分を 「あなた」と呼ぶ――

それが不自然なのです。


自分のことを答えるなら、

×「あなた」

ではなくて、

「わたし」

を使うべきなのです。


こちらのページで、

「あなた」と「わたし」について
詳しく述べたので、

“念のため”に確認しておきたい…

と思ったら、ぜひご覧ください。

(中学生の「よくある間違い」と、

 直せる方法を示しました。)


なお、もう気づいたと思いますが、

・「わたし」と「ジュディー」なので

「私たち」とまとめる

のがベストですね。

つまり、"we" (私たち)を使うのです!


[正しいやり取り]

あなたと Judy は、友達ですか? Are you and Judy friends?

はい、そうなんです。 Yes, we are.


こうなります。

"Yes, we are." ですね。


これはもともと、

Yes, we are friends.
 はい、私たちは友達です。

なのですが、文末が省略できるので、

Yes, we are (students) とカッコに。


カッコを言わなくなった結果、

Yes, we are.

となりました。


We are friends. (私たちは友達です)

yes をつけた状態

これが "Yes, we are." の土台です。


----------------------------------------
<簡単な覚え方>

質問が、Are you and Judy...? なので、

答えるときには、you and Judy are の順に戻す。

     ↓ ただし…

自分の話で you (あなた)は不自然なので、

"we are" に変更する!
----------------------------------------

これで納得でしょう。


Are you and Judy friends? あなたと Judy は、友達ですか

・Yes, we are. はい、そうなんです。


No で答えたければ、

"No, we aren't." となります。(※)


コツがつかめましたね!


<ひとこと>

「※」をつけた部分は、

人によって、"No, we're not." と縮めます。


これは好みの問題なので、

どちらでも大丈夫です。



「よしっ!」

という声がたくさん聞こえました。

疑問文の答え方 (基礎編)

they と we の使い方

が分かったんですね。


もちろん、「冒険」はまだまだ続きます。

“英語を使いこなす未来”へ――

さあ、出発の時間です!
 

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