なるほど! 「疑問文」の答え方 | 中学生の「英語」のコツ(be動詞)

教科ごとの勉強法

「疑問文の答え方」、どうすべき…?(be 動詞3)

 
中学生から、こんなご質問をいただきました。

「疑問文の答え方が、苦手です。

 “トムは学生ですか”の答え方は、

 “Yes, he is. ”でよいのですか?」



その通り、正解です。

"Yes" で答えるなら、そうなりますよ。


結論から言えば、

◇男性は、2回目から he でよい

「疑問文の答え方」にも、それが当てはまる

ということです。


しっかり解説しますね。

さあ、成績アップへ、行きますよ!


(なお、この記事では、

 「be 動詞の疑問文の答え方」

 を説明します。

 関連記事もご用意しますね。)


■まずは準備体操を!

“えっ? be 動詞って何ですか”

“疑問文って、何のこと?”

と驚いた人はいませんか。

でも、そんな皆さんは、

こちらのページをまだ読んでいませんね?


「be 動詞」の疑問文の作り方


大事な初級英語のコツを、

しっかり解説しています。


もう1つのページでは、さらに、

「疑問文」の答え方 (基礎編)

も詳しく語りました。


疑問文の“答え方”について、

根本を説明し、中1英語のコツ
示しています。


読んだあとに戻ってくると、

“すごく分かるようになったぞ!”

と実感がわくでしょう。


(ネット検索で、

 途中から読み始めた中学生も
 いると思います。


 大事なページは、リンクを貼って
 読めるようにしておきますね。

 英語のコツは、基礎から順に
 積み上げることです。


 一歩ずつ、実力アップできますよ!)



he, she を使いこなそう!

では、準備のできた中学生に向けて、

本題へと進みましょう。


今回のご質問は――

「トムは、学生ですか」 (Is Tom a student?)

に対して、

× Yes, Tom is.

と答えて減点されたということですね。


あなたは真面目なのが、よく分かります。

おそらく、こう考えたのでは。

---------------------------------
[よくある間違い]

質問が、Is Tom...? なので、

答えるときには、Tom is の順に戻す。

Yes, Tom is. と回答
---------------------------------

実際、こう考える人は多いです。

完全な間違いではないのですが、

じつは、こう考えた中学生は、
あることを忘れています。



間違っているのは「語順」ではありません。

英語では、こういう場合、

◇男性は、2回目から he でよい

と考えるのが習慣です。


何度も人名を繰り返すと、
くどくなりやすいので、


質問に答えるときには、

"Yes, he is." を使うのが習慣なのです。


(もちろん、No であれば、

 "No, he isn't." となります。

 準備体操で学びましたね!)


「くどくなるって、どういうこと?」

という疑問にも、お答えしましょう。


・Is Hideyo Noguchi a doctor? 野口英世は、医師ですか?

△ Yes, Hideyo Noguchi is. はい、野口英世は医師です。

○ Yes, he is. はい、そうなんです。


こう比べてみると、

"Yes, he is." の方が、

言いやすく自然ですよね。


野口英世の話なのは、

お互いにもう分かっているので、

フルネームで呼び続ける
必要はありません。


これが、

◇男性は2回目から、he (彼)でよい

というルールの意味です。


なお、女性に対しては she を使いましょう

納得ですね!



■ものには it を使うべし!

「人」について、

2回目から he, she にするのは、

その方が言いやすいからでしたね。

同じことが「もの」にも言えます。


◇「もの」は、2回目から it (それ)でよい

というルールも押さえましょう。


ものの名前も、長いものがよくあります。

「薄型液晶テレビ」や、

「衆議院予算委員会」は長いですよね。

ですから、2回目からは、

“それ”は高いものですか?

“それ”は大事な会議ですか?

という方が楽です。

「それ = it」を使いこなしましょう!


------------------------------------------------------
[大事な例1]

Is your hometown Yokohama? あなたの故郷は、横浜ですか。

Yes, it is. はい、そうなんです。
------------------------------------------------------

こんな風に使います。

No で答えたければ、

"No, it isn't." です。


------------------------------------------------
[大事な例2]

・Is this your camera? これは、あなたのカメラですか。

Yes, it is. はい、そうなんです。
------------------------------------------------

このように、

this (これ)で聞かれたときも、

答えるときには it (それ)になります。


◇「これ」「あれ」 ⇒ 2回目から「それ」 (it)

これもちょっとした習慣ですね!



<今回のまとめ>

答え方のパターンとして、

Yes, he is.

Yes, she is.

Yes, it is.

はとても大事です。


そして、もちろん――

No, he isn't.

No, she isn't.

No, it isn't.

も同じくらい使います。


定期テストは、「学校ワーク」から
たくさん出るものです。

スラスラできるよう、
繰り返し練習しておきましょう。




「よしっ!」

という声がたくさん聞こえました。

疑問文の答え方 (基礎編)

he, she, it の使い方

に納得したんですね。


もちろん、「冒険」はまだまだ続きます。

“英語を使いこなす未来”へ――

さあ、出発の時間です!
 

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