決定版！ I - my - me - mine の使い分け（人称代名詞）

目的格 “me” って、いつ使うんですか…？

　
中学生から、こんなご質問が届きました。

「人称代名詞が苦手です。

　I - my - me - mine　とか。

　特に、me でよく間違います…」

大丈夫、安心してください。

◇私を ( me )

◇私のもの ( mine )

の使い方について、

基本を解説しますね。

これまでに学習した、

I や my の復習もついでにしましょう。

さあ、成績アップへ、行きますよ！

■まずは準備体操を！

“えっ？　人称代名詞って何？”

と驚いた中学生はいませんか。

でも、そんな皆さんは、

こちらのページをまだ読んでいませんね？

◇ I と my の使い分け

◇「人称代名詞」とは

初級英語の大事なコツを、

しっかり解説しました。

読んだあとに戻ってくると、

“すごく分かるようになったぞ！”

と実感がわくでしょう。

（ネット検索で、

　途中から読み始めた中学生も
　いると思います。

　大事なページは、リンクを貼って
　読めるようにしておきますね。

　英語のコツは、基礎から順に
　積み上げることです。

　一歩ずつ、実力アップできますよ！）

…

■練習問題で、慣れていこう！

では、準備のできた中学生に向けて、

本題へと進みます。

「よくある問題」を通して、

使い分けのコツをお教えしますね。

次の（　）の中に、

Ｉ・my・me・mine のどれが入るか、

考えていきましょう。

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（１）（　） like dogs. 私は、犬が好きです。

（２）（　） father is a teacher. 私の父は、教師です。

（３）Can you help （　）？　私を手伝ってもらえますか。

（４）Let's go with （　）.　私と一緒に行きましょう。

（５）This CD is （　）.　このＣＤは、私のものです。

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（１）は、“ I ” です。

「私は」と横に書いてありますし、

訳がついていなくても、

文頭なので、主語（＝私は）の
可能性が高いですね。

（２）は、“ my ” です。

文頭なので、

主語かなと思った
中学生もいるでしょう。

ただ、もし I を使えば、

× I father （私は父は…）

と主語が重複し、不自然です。

○ 私の父は、教師です

と言いたいので、my father ですね。

…

さて――

（３）が今回のポイントです。

英語のコツ、行きますよ！

（３）は、

・「私を」手伝う

という言い方になっています。

宿題や仕事が大変で、

“私を手伝ってほしい”

とお願いしているのですね。

結論から言えば、

（３）は “ me ” です。

理由は、

「私を」という言い方で、me を使うからです。

なお、こうした

「～を」という言い方を

◇目的格

と言います。

・「私を」手伝ってほしい

・「私を」好きになってほしい

・「私を」忘れないでほしい

こういうときに、

目的格 me を、どんどん使いましょう！

…

（４）も、ちょっとしたポイントです。

目的格 me は、

・私と一緒に

というフレーズでも、実は使えます。

「私と一緒に」 with me

というフレーズですね。

よく出てくる表現なので、

ぜひこのまま覚えましょう。

（※ with のような「前置詞」を使うとき、

　後ろは目的格になります。

　「前置詞」って何ですか、という話は、

　別記事であらためてしますね！）

…

最後に（５）ですが、

“ mine ” となります。

「このＣＤは…」と文が始まったので、

“私のもの” (mine) です、

という流れが自然ですね。

mine は、

中学英語では
文末に来ることが多いですね。

位置もヒントになります。

ただし――

文末だから、必ず mine とは
限らないですよ（笑）

（３）を見て分かる通り、

Can you help me?

のように、

“ me ” が文末に来ることも。

ですから、意味の確認も必要ですね。

もしも、

× This CD is "me".

（このＣＤは、「私を」です？）

と言えば、不自然なのが分かるでしょう。

このように、意味まで考えれば、

“ mine ” が適切と分かります。

これがコツです。

…

「よしっ！」

という声がたくさん聞こえました。

◇「人称代名詞」の使い分け

基本に納得したんですね。

もちろん、「冒険」はまだまだ続きます。

“英語を使いこなす未来”へ――

さあ、出発の時間です！
　