必見！ “ like ”は「一般動詞」。その理由とは？

“ like ” はなぜ、「一般動詞」なの…？

　
中学生から、こんなご質問をいただきました。

「“好きです”の like は、

　一般動詞なのですか？

　理由を教えてほしいのですが…」

すごく良い質問ですね！

はい、結論からいうと、

“ like ”（好きです）は「一般動詞」です。

おそらく、

「私はスポーツが好きです」を、

× I "am" like sports.

と書いて減点されたのですね。

大丈夫、安心してください。

◇ like が「一般動詞」である理由

を、しっかり説明します。

さあ、成績アップへ、行きますよ！

■まずは準備体操を！

“えっ？　一般動詞って何？”

と驚いている中学生はいませんか。

でも、そんな皆さんは、

こちらのページをまだ読んでいませんね？

◇「一般動詞」と「be 動詞」の違い

大事な初級英語のコツを、

しっかり解説しています。

読んだあとに戻ってくると、

“すごく分かるようになったぞ！”

と実感がわくでしょう。

（ネット検索で、

　途中から読み始めた中学生も
　いると思います。

　大事なページは、リンクを貼って
　読めるようにしておきますね。

　英語のコツは、基礎から順に
　積み上げることです。

　一歩ずつ、実力アップできますよ！）

…

■“ like ”（好き）は、広い意味で「動き」！

like は、英語話者の感覚では、

◇好きだから「近づいていく」

という意味なのです。

なので、広い意味で「動き」なのですよ。

たとえば――

「私はコーヒーが好きです」

というのは、

“好きなので、よく飲みます”の意です。

「私はサッカーが好きです」

というのは、

“好きなので、よくサッカーをします”

“好きなので、よくサッカーを見ます”

という意味なのです。

人は、好きなものには近づいていきます。

そういう理由で、like は、

動きを表す「一般動詞」の仲間となります。

この理解が大切ですよ！

…

■“ like ”は「です」がなくても使える

もう１つ、大事なコツを言います。

準備はいいですか。行きますよ――

△ like の訳は、「好きです」しかない

という思い込みは、捨てましょう。

他の訳し方もあるのですよ！

たとえば、

◇好む

◇気に入っている

◇愛好する

とも訳せます。

・They like coffee. 　彼らはコーヒーを好む。

・I like sports.　私はスポーツを愛好する。

ほら、大丈夫ですね！

like は他の訳し方もできますし、

「愛好する」なら、「●●する」の形で、

ますます一般動詞らしいでしょう。

しかも、like は love （愛する）とも

意味が近いものです。

・They love coffee. 彼らはコーヒーを愛している。

・I love sports. 私はスポーツを愛している。

いかがでしょう。

◇ like は「一般動詞」である

もう納得しましたね！

ですから、疑問文は――

・あなたはコーヒーが好きですか？ Do you like coffee?

こちらのページで、解説した通りです。

否定文なら――

・私は、牛乳が好きではない。 I don't like milk.

こちらのページで、解説した通りです。

英語の基礎がどんどんつながり、

楽しくなってきましたね！

…

＜おまけ＞

「私はスポーツが好きです」は、

「です」があるので、am （be 動詞）が必要では？

と、思っている人はいませんか。

もう一度言いますが、

「です」（be 動詞）なしで使えますよ。

なぜなら――

◇「です」は like の中にある

からです。

like そのものが、「好きです」の意なので、

× I "am" like sports.

と言えば、

「私は・です・好きです・スポーツ」となり、

×私はスポーツが好きですです。

になります。

くどいですね（笑）

英語の大事なコツは、

「I like sports. 私はスポーツが好きです。」

「I like coffee.　私はコーヒーが好きです。」

と例文を覚えてしまうことです。

何度も口ずさんでいるうちに、

体に染み込み、もう間違わなくなりますよ。

「英語を話せる」とは、

慣れた表現がスッと、
自然に出ることなのです。

ぜひ音読を繰り返しましょう。

体が勝手に、覚えてくれますよ！

…

「よしっ！」

という声がたくさん聞こえました。

◇“ like ”が一般動詞であること

に納得できたのですね。

もちろん、「冒険」はまだまだ続きます。

“英語を使いこなす未来”へ――

さあ、出発の時間です！
　