中1です。面積で、「cm²」と「m²」の関係が…。
中学生から、こんなご質問が届きました。
「圧力の分野で、面積の計算が…。
cm² と m² の関係が分かりません…」
大丈夫、安心してください。
今から単位変換のコツを
お教えしましょう。
実は、苦手な中1生の多くは、
×1m²=100cm²
と間違って覚えているんです。
ですから、
間違いを直せば、計算問題が
できるようになります。
今から示す方法で、
得点アップの道を進みましょう!
(長さについて、
1m=100cm
ならばその通りなのですが、
面積の「×1m²=100cm²」は
正しくないので、
丁寧に読んでみてください。
中1生の理科のコツ、行きますよ!)
■変換方法は2タイプ
[1]面積をこれから求めるタイプ
たとえば、
「縦5cm、横20cmの長方形の面積は何m²?」
のように、
長さが“cm”の単位で与えられ、
面積を“m²”で求める問題は、
先に「cm → m」に変換しましょう。
長さの単位を先に変えておく、
これが最初のコツです。
すなわち、
1m=100cm なので、
「÷100」で「m」の変換ができます。
(中1生の皆さんは、
理科の得点アップのコツなので、
ぜひマスターしましょう!)
5cm=0.05m
20cm=0.2m
このように、「cm → m」は
「÷100」をすれば
すぐに単位変換できますよ。
ここから、面積を m² で求める式も、
簡単につくれますね。
◇面積 = 縦 × 横
小学校で習った通りですから、
0.05×0.2=0.01(m²)
答えが出ましたね!
…
[2]すでに面積が書かれているタイプ
面積が最初から書いてある
問題もあります。
たとえば、
「面積が200cm² の長方形」などと、
面積が“cm²”の単位で、
与えられることもありますね。
そのうえで、
「200cm² は、何 m² か?」
を求める必要があるときは、
こんな風に考えてみましょう。
(中1生の成績を上げる、
理科のコツその2、注目です!)
◇コツは、「1m² が何cm² か」を理解すること
⇒ 結論としては、10000 m²
難しくないので、
ぜひ背景を押さえましょう!
1m² というのは、たとえば、
「縦が1m、横が1mの四角形」
の面積のことですね。
ですから、「1m = 100cm」という
長さの法則が分かるだけで、
次の式が理解できます。
1m²
=1m×1m
=100cm×100cm (← 1m = 100cm)
=10000 cm² (← “0”が4つ)
これで、
◇「1m² = 10000m²」
が納得できましたね!
ですから――
「cm² → m²」の単位変換をしたければ、
「÷10000」を考えればよい、
と分かります。
これで簡単に計算できますよ。
「200cm² は、何m² か?」
⇒ 200÷10000=0.02(m²)
これで、中学生の皆さんは、
面積の単位変換は
もう全然、怖くありません。
サクサク計算できる、
必殺のコツを身につけたと言えます!
…
<おまけ>
こんな質問を、よくいただきます。
詳しく知りたい中1生は、
読んでみてください。
「“縦5cm、横20cmの長方形”の時、
先に“5×20=100cm²”を作ってから、
“÷10000”ではいけませんか?」
なるほど、
[1]の解説への質問ですね。
・先に「cm → m」を、「÷100」で
やっておくのもよいけれど
・このような長さの単位変換をしないで
・まず面積を「cm²」で求め、
・その後に「÷10000」でもいいですか?
というご質問ですね。
結論から言えば、
その求め方でも答えは出ます。
ただ、計算ミスが多くなるので、
私は[1]の方法が安全だと
考えています。
「÷10000」の方法は、
使わなくて済むなら、
使わない方が安全で速い、
と言えるからです。
なぜかと言えば――
・ゼロの数を見まちがう
・面積を cm² で出すのに力を使い、
そのまま cm² を答えに書いてしまう…
(= m² で答えよという、設問を忘れている
= だから「÷10000」するという
作業じたいを忘れてしまう…)
こんな失敗が多いのです。
[1]で示したように、
先に「cm → m」をやっておけば、
こうしたミスは、
かなり防ぐことができます。
「÷10000」は、
どうしても、それを使わなければ
答えられない問題、
たとえば[2]のような問題で
使うものなのだ、
と知っておくことも、
理科の大事なコツなのです。
中学生の皆さんにとっては、
こうした「おまけ」情報も、
きっとプラスになると思います。
…
さあ、中1生の皆さん、
次のテストは期待できますね。
定期テストは「学校ワーク」から
たくさん出るので、
繰り返し練習をして、
見た瞬間に、サクサク解けるように
しておきましょう。
大幅アップがねらえますよ!
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