ゲーム時間を減らす方法は？

ゲームの時間を少なくして、勉強させる方法はありますか？

　
中学生の親御さんから、こんなご相談を頂きました。

「ゲームの時間を少なくして、
　勉強させる方法はありますか？」

はい、結論から言いますと、

とても効果的な方法があります。

お子さんに“ある情報”を与えれば、

自由時間をゲームだけに費やすことは
まったくなくなります。

今からその方法をお伝えしますが、

それにはまず、

「お子さんは“なぜ”
　ゲームばかりしているのか」

を理解する必要があるので、

以下をぜひ順番にお読みください。

■ゲームをしているのは、「まだ余裕だし、暇」だから

ひたすらゲームをするお子さんを見て、

「ゲームさえなければ…」と
思う気持ちはよく分かりますが、

しかし、考えてみれば、

ゲームを禁止したとしても、

テレビを見て過ごしたり、
漫画ばかり読んだり、

外出してなかなか帰らなかったりで、

“机に向かわない”という点は
変わらないでしょう。

つまり、

お子さんが机に向かわないのは、
ゲームがあるからではなく、

「まだ受験対策しなくてもいいよね」

「３年生の最後に本気になれば、
　間に合うでしょ」

と、思っているからなのです。

じっさい、“まだ余裕”と
思っているお子さんには、

毎日の自由時間は長く感じられます。

ゲームが好きで好きで……というよりは、

毎日の“暇”を埋めるために
ゲームをしている、

という見方のほうが、

多くのお子さんに当てはまるでしょう。

じつは、お子さんが
「まだ余裕」と思っているのは、

“ある重要な情報”を知らないからです。

逆にいえば、

以下の“超重要な事実”を知った瞬間、

ほとんどのお子さんは、一定時間、
机に向かうようになります。

■「最低学習時間」を知らないと、高校進学はほぼ無理

ちょっと衝撃的なタイトルを
つけてしまったのですが、

そのくらい大切な情報だからです。

「高校に進学したくない」というお子さんは
ほとんどいないので、

ゲームばかりの中学生も、
進学したいとは思っています。

しかし、お子さんがご存知ないのは、

入試の鍵となる「英語＋数学」は、

１、２年生から始めないと、
入試問題は“解けない”という事実です。

実際、入試に落ちるお子さんは大抵、

３年生になって頑張ったけれども、
「間に合わなかった」パターンです。

ですから中学生はまず、

「英数」をやらないと本当に落ちる
という事実に、

悔し涙を流した先輩の姿を見て、
気づかねばなりません。

そして気づいた瞬間から、
成長は始まるのです。

■「最低学習時間」のリストを用意しました

高校に進学したいかた向けに、

・各学年の「最低学習時間」はどのくらいか

・その時間内に、何をすべきか

・“なぜ”それをしないと、入試の「英数」は解けないのか

という大事な３点について、

こちらの記事にまとめてみました。

ぜひ親子でご一緒に、
お読みになってみてください。

こうした“超重要な情報”を手にすれば、

お子さんは、このままでは
いけない事に気がつきます。

また、

「いま」「何を」「どのように」
勉強すればよいのか、

具体的な情報を得ることで、
意識が変化するでしょう。

…

＜お願い＞

ただし、ここで１つだけ、

親御さんにお願いがあります。

「もうゲームは禁止！

　私の言うことが正しいって、
　この記事で分かったでしょ！」などと、

“情報を押し付ける言い方”は
しないでほしいのです。

それをしてしまうと、お子さんは反発し、

そのまま数ヶ月～数年、

勉強に拒否反応を起こして、
親子関係も悪くなります。

むしろ、

「偶然なんだけど、
　得点アップする方法、見つけたよ」

「へぇ～、受かる人と落ちる人は、
　ここが違うんだって」

などと、

“親御さん自身が、情報で得をした”
という雰囲気を出していただけると、

お子さんも素直に
受け止めてくれると思います。

ゲームを禁止しなくても、
「最低学習時間」はたいてい確保できますし、

お子さん自身が、
学習と遊びのバランスを、

自分の目標に合わせて考えるほうが、
成績はグングン上がります。

（“自主的”に学んだ知識のほうが、
　記憶に残り、定着しやすいからです。）

ゲームを一切やめて、

何十時間も机に向かうのが
ベストとは言えないので、

極論に走らず、

「今、本当に必要なこと」を、

ピン・ポイントで攻める意識を
お子さんに持ってもらいましょう。

“頭でっかち”の優等生が、

社会で活躍できるかどうかは
怪しいものです。

遊びと学びのバランスをしっかり取る、

「本当の意味で賢い人」を
目指したいですね！
　