子どもの勉強嫌いを治す方法はありますか？

　
中学生の親御さんから、こんなご相談を頂きました。

「うちの子の勉強嫌いを、治す方法はありますか？」

結論から言いますと、「方法はあります」。

今からお伝えする、

たった１つのポイントに気を付けるだけで
改善が期待できます。

お子さんの勉強嫌いを治す方法――

それはズバリ、上手に「褒める」ことです。

もちろん、漠然と褒めてもダメなので、

★褒め方の重要ポイント

を今からお伝えします。

■「勉強」と「料理」はそっくり！

勉強嫌いの一番の原因は、

「上手になっている実感がもてない」ことですから、

「すごいね、ここが上達したね」と
誰かに認めてもらえれば、

お子さんは「これでいいんだ！」と
実感がもてるようになり、

自信がドンドンついてきます。

たとえば、身近な例でいうと、

勉強と料理は、とても似ていると思います。

どちらも、

「必要に迫られなければしない」、
「面倒なのでできればしたくない」

ものの、代表例でしょう。

でも、おそらく、

多くのお母様たちは
日々実感していると思うのですが、

何か新しい料理を作った時に、

「すごいね、おいしいよ！」
「お母さんは料理上手だね」

と家族に褒められれば、

また作ってあげたくなって、
料理が好きになっていきますよね。

最初は料理が好きでなくても、

褒められ、感謝されるうちに、
料理自体が好きになってしまう、

というところがポイントです。

■よく観察して、“ピン・ポイント”で褒める！

お子さんを褒める時には、

△「がんばったね」

と漠然と褒めるのではなく、

“ここが良くなったね”と
なるべく具体的に褒めましょう。

計算が速くなったことや、
漢字が以前より書けるようになったこと、

以前なら諦めていた文章題で、

（たとえ正解しなくても）答案に何かを
書き込むようになったことなど、

お子さんの“変化”をよく観察して、

以前より良くなった箇所を、
大いに褒めてあげてください。

こうすることで、

親御さんがお子さんを
いつも見守っていることや、

成長を認めていることが、
お子さんに伝わります。

すると、

「もっと褒められたい」気持ちが湧き、
それが意欲になるのです。

このように、

お子さんの意欲を高める
「上手な褒め方」を心がければ、

お子さんは段々と自信を持ち、
勉強が好きになっていくことでしょう。
　