記憶力が悪い場合、問題集を何回やるべきですか？

　
中学生から、こんなご相談が届きました。

「記憶力が悪いので、
　問題集で１、２回練習してもダメです。
　
　僕みたいな生徒は、
　“何回”練習すればいいんでしょうか？」

“定期テストは、学校ワークから出る”

と気づいたのが、まず素晴らしいですね。
成績アップまであと一歩ですよ！

結論から言えば、

問題集の使い方について、
以下の「２点」を守ると得点アップするので、

ぜひ試してみてください。

1.「何回やればいい」という決め方をすると、
性格や科目でズレが出て、効果が出ないことも。
　　　　　　　　　　↓　　　　　　　　　　
むしろ“こんな風に”考えてみよう。

たとえば、最も上がりやすいのは「社会」ですが、

こちらの記事で問題集の使い方を語り、

効果抜群の“サクサク暗記法”を
ご紹介しています。

そして同時に、

問題集を“何回やるべきか”について、
ズバリお答えしています。

（“何回”というのは個人差もあるので、

　「自分は何回必要か」が
　分かる方法を書いてみました。）

これを使えば、どんどん暗記でき、
回数の悩みもなくなります。

「そうだったのか！」と目が覚め、

成績アップする生徒さんが多いので、
試してみてくださいね。

「理科」の暗記分野も、同じ方法が使えます。

2. 数学の問題集は「○、△、×の印」をつけよう。

次に上がりやすいのは「数学」です。

問題集をコピーした方がよいのは同じですが、

数学の場合は、真面目にやりすぎない方が
うまくいきます。

たとえば、数学の問題集は、
「全問を繰り返す必要はない」と知っていましたか？

こちらの記事でご説明した通り、

基本題を繰り返すだけで、
７０点以上を狙えます。

さらに、“答えを見ながら練習する”という、
時間短縮の技も紹介したので、

ぜひ読んでみてください。

なお、応用題を捨てた後、

残った基本題さえ、
全部を繰り返す必要はありません。

次の方法を使えば、

「自分に必要な問題」だけを残せるので、
ますます成績アップできます！

［○、△、×の印をつける ⇒ 学習効果が大幅アップ！］

■スラスラ解けて、正解した問題 ⇒ 「○」印をつける

「○」のついた問題は、

「もう繰り返さなくてよい問題」です。

理解できているので、２回目からは飛ばし、
時間短縮しましょう。

■答えを見れば、理解できる問題 ⇒ 「△」印をつける

３分考えて分からない問題は、
解答・解説を見ましょう。

解説を見て理解できれば、
その問題は「△」です。

「△」が「繰り返すべき問題」なので、
“ここ”を練習すれば、得点アップできます。

２回目以降、

答えを見なくてもスラスラ解けたら、
「△」を「○」印に変えましょう。

それが実力アップした証拠となります。

（ただし、“スラスラ”解けないと
　「○」にしてはいけません。

　それまでは「△」にして、繰り返しましょう。）

■答えを見ても分からない問題 ⇒ 「×」印をつける

「×」は、一人では解決できないので、
必ず先生に質問しましょう。

数学は積み上げ式なので、

基本題で引っかかると、次の単元や次年度、
あるいは高校入試ですごく苦労します。

「×」は早急に質問し、
先生の説明で解決したら、「△」に変えましょう。

その後は、「△」の練習をさらに繰り返し、

基本題が「○」ばかりになったら、
数学はもう得意科目に近づいています！

…

こうした勉強法を実践すれば、

「記憶力が悪い」という悩みは改善されます。

ぜひ試してみてくださいね！
　